キャラクター薬剤師になりたい【応用編】

薬の創り方と種類

薬の材料と創り方

薬はどのように創られているのでしょうか。

薬は製薬会社や大学、研究所などで植物や鉱物、動物などを材料にしたものや化学合成されたもので創られています。 近年ではバイオテクノロジー(生物学を活かした技術)や遺伝子情報を使って創る薬も研究開発されています。

新しい薬が国に認められ発売されるまでには、薬がどこに効くのか毒性が高くないのかなど、安全な薬を創るために、長い時間と莫大なお金をかけて創られています。

薬の材料と創り方

ジェネリックとは

薬(医薬品)には病院などで使われる薬(医療用薬品)と薬局やドラッグストアなどで一般に販売される薬(一般用医薬品)があります。

薬には最初に創られた先発医薬品と後発医薬品(ジェネリック)があります。

ジェネリックは特許が切れた後に別の製薬会社が製造販売するもので、薬の有効成分や効き目、安全性も同じで、安く販売されます。医療費削減のためにも、ジェネリック医薬品の使用が国から進められています。

ジェネリック

くすりの形と種類

薬の形には粉薬、錠剤、カプセル、シロップなどの種類があります。

量を調整できる粉薬やきっちり量を定めた錠剤、吸収してほしい場所に届くカプセル、飲みやすいシロップなど様々な薬の種類と特徴があります。

喉につかえたり、大量に飲みすぎたり、子供が間違って飲まないようになど、色々な工夫もされています。また、着色や甘味など見た目や飲みやすさなども考えられています。

薬の形と種類

漢方薬と材料(植物・動物・鉱物)

漢方薬は治療に用いられるものと体質改善に用いられるものがあります。植物・動物・鉱物が原料となる生薬の組み合わせです。漢方薬には苦味を感じるものや香りが強いものがありますが、それによって効果が生まれるものもあります。

具体的な原料としては高麗人参や強精剤などに使われた紫石英、疲労回復などの鹿茸(ろくじょう)や海馬(かいば)、熊の胆(くまのい)として親しまれた熊の胆嚢である熊胆(ゆうたん)などがあります。

漢方薬と材料