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薬剤師になりたい!

「のどのケア」

●のどの痛み

のどに痛みがあると、何をするにもつらいと感じます。なるべくならのどが痛くならないように予防したいですよね。 そのためにも、まずは、のどの痛みが起こるメカニズムについて見ていきましょう。
空気や食べ物の通り道である“のど”は、外から侵入を防ぐ機能を備えています。 のどは、粘膜で守られていますが、ウイルスや細菌などによって破壊され、からだが傷つくと、体を守ろうとする防御反応によって炎症が起こります。 炎症が起きているところは、赤くなり、熱を持ち、腫れ上がり、痛みを感じます。

●のどの痛みを起こす原因

のどの痛みを起こす原因には、どんなものがあるのでしょうか?主な原因を見てみましょう。

①細菌・ウイルス
のどの粘膜に病原体が侵入すると、咽頭(いんとう)や扁桃(へんとう)に炎症を起こします。風邪などの症状の一つです。

②のどの酷使
大声を出したり長時間歌うなどして、無理に声を出し続けると、のどの炎症の原因となります。

③乾燥・寒さ
乾燥により、のどの潤いが足りなくなると、細菌やウイルスがのどに付着しやすくなり、炎症を起こしやすくなります。

④その他
お酒やたばこものどの炎症の原因になります。

のどの痛み

●予防するには?

①うがいの習慣をつけよう

空気が乾燥する季節だけではなく、外から帰ったときや人ごみの多い場所に出掛けた後など、こまめにうがいをしましょう。
うがいには、ウイルスやほこりなどの異物からのどを保護する効果があります。

②免疫力を低下させないような生活を
日ごろから、からだ全体の免疫力、抵抗力をつけておきましょう。
栄養バランスのよい食事(特に、たんぱく質を意識して摂ることをおすすめ)や、
適度な運動、十分な睡眠など規則正しい生活を心掛けることが大切です。

●のどの痛みを和らげる対処法

のどの痛みは治るまでの数日はつらい痛みが続きますから、早く治すことはもちろん、できるだけ痛みに対処したいですよね。 どのような対処法があるのでしょうか?

①飲み薬としては
鎮痛作用や炎症を抑えてのどの痛みを和らげる飲み薬があります。
服用できる年齢の制限があるので注意しましょう。

②外用剤としては
トローチやドロップや、うがい薬、のどスプレーなどがあります。
それぞれ成分によって作用が異なりますが、主には殺菌したり炎症を抑えたりする作用があります。

③のど飴
のどの湿度を保ち、のどに潤いを与えるので、のどの痛みに効果的です。 のど飴は、医薬品から指定医薬部外品、食品に至るまで、様々な種類が販売されています。

④マスク
のどを乾燥から守り、湿度を適度に保つと痛みが和らぎます。

のどの痛み以外の症状がある、市販の医薬品やのど飴では対処できないような痛みが続く、
数日経っても痛みが緩和されない、などの場合は、早めに病院で診察してもらいましょう。